大型犬の種類とは?代表的なでかい犬の特徴と飼育のポイントを解説

大型犬の種類とは?代表的なでかい犬の特徴と飼育のポイントを解説

リードをつけた大型犬

大型犬のワンちゃんは、その迫力ある見た目だけでなく、人の心を包み込むような優しさを持つ犬種が多いのが特徴です。一方で「散歩が大変そう」「部屋が狭いと無理では?」と不安を感じる方も多いでしょう。

本記事では、動物福祉の観点を大切にしながら、

  • 代表的な大型犬の種類と特徴
  • 日本原産の大型犬
  • 映画やテレビで有名な大型犬
  • 大型犬を迎える際に知っておきたい飼育のポイント

を詳しく解説します。

大型犬=大変ではなく、大型犬だからこそ得られる幸せにもぜひ目を向けてみてください。

 

代表的な大型犬の種類と特徴

世界的に人気の大型犬は、人と協力して生きてきた歴史を持つ犬種が多く、適切な環境があれば家庭犬として非常に優秀です

ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバー

  • 原産地:イギリス
  • 大きさ:体重25〜34kg、体高51〜61cm
  • 平均寿命:10〜12歳
  • 基本的な性格:穏やかで忍耐強く、人が大好き
  • 飼いやすさ:
    人との生活に強く適応する犬種で、しつけもしやすく、初めて大型犬を迎える家庭にも向いています。ただし人と一緒にいる時間を重視するため、長時間の留守番が続く環境には注意が必要です。

ゴールデンレトリバーは「家族の一員」としての意識が非常に強く、飼い主の感情に寄り添う力に長けています。落ち着いた成犬期になると、そばで静かに見守るような存在になることも多く、精神的な支えになってくれるワンちゃんです。

 ラブラドールレトリバー

ラブラドールレトリバー

  • 原産地:カナダ
  • 大きさ:体重25〜36kg、体高54〜62cm
  • 平均寿命:10〜13歳
  • 基本的な性格:陽気で忠実、学習能力が高い
  • 飼いやすさ:
    しつけへの反応が良く、家庭犬・作業犬の両面で優秀です。運動と食事管理を怠らなければ、非常に飼いやすい大型犬といえます。

「何か役割を与えられること」に喜びを感じるタイプのため、トレーニングや遊びを通じて信頼関係が深まります。一緒にアウトドアやスポーツを楽しみたい家庭には特に相性が良いでしょう。

シベリアンハスキー

シベリアンハスキー

  • 原産地:ロシア
  • 大きさ:体重16〜27kg
  • 平均寿命:12〜15歳
  • 基本的な性格:活発で独立心が強い
  • 飼いやすさ:
    飼い主に従順というより「対等なパートナー」を求める犬種です。運動量を十分に確保でき、犬の行動学を理解している人向きといえます。

感情表現が豊かで表情もユニークですが、自己判断で行動する傾向があります。支配的なしつけではなく、納得させながら導く姿勢が、良好な関係づくりのポイントです。

サモエド

サモエド

  • 原産地:ロシア
  • 大きさ:体重20〜30kg
  • 平均寿命:12〜14歳
  • 基本的な性格:社交的で明るい
  • 飼いやすさ:
    性格面では非常に飼いやすいものの、日本の気候では暑さ対策と被毛管理が必須です。室内環境を整えられる家庭に向いています。

人や動物との距離を縮めるのが得意で、多頭飼いや子どものいる家庭でも順応しやすいワンちゃんです。その一方で、寂しさから吠えにつながることもあるため、日常的なコミュニケーションが重要です。 

ドーベルマン

ドーベルマン

  • 原産地:ドイツ
  • 大きさ:体重30〜40kg
  • 平均寿命:10〜13歳
  • 基本的な性格:警戒心が強く忠誠心が高い
  • 飼いやすさ:
    飼い主との信頼関係が構築できれば非常に扱いやすいですが、しつけを怠ると制御が難しくなります。経験者向きの大型犬です。

見た目の精悍さとは裏腹に、家族に対しては非常に甘えん坊な一面があります。精神的な刺激が不足すると不安定になりやすいため、日々のトレーニングと対話が欠かせません。

 

日本の大型犬と特徴

日本犬は、飼い主への忠誠心が非常に高く、静かな信頼関係を重視する犬種が多いのが特徴です。

秋田犬

秋田犬

  • 原産地:日本(秋田県)
  • 大きさ:体重30〜45kg
  • 平均寿命:10〜12歳
  • 基本的な性格:寡黙で忠実
  • 飼いやすさ:
    一貫したしつけと社会化ができれば、落ち着いた家庭犬になります。初心者にはやや難易度が高い面もあります。

過度に構われることを好まず、「静かな信頼関係」を築くタイプです。ベタベタした関係よりも、距離感を尊重できる飼い主に向いています。

土佐犬

土佐犬

  • 原産地:日本(高知県)
  • 大きさ:体重40〜60kg以上
  • 平均寿命:10〜12歳
  • 基本的な性格:冷静で忍耐強い
    飼いやすさ:
    飼育には高度な知識と責任感が必要で、一般家庭では慎重な検討が求められます。

落ち着いた性格ですが、体格と力が非常に大きいため、飼い主の判断力と管理能力が問われます。迎える場合は一生涯守り抜く覚悟が不可欠です。 

紀州犬

紀州犬

  • 原産地:日本(和歌山県)
  • 大きさ:体重20〜30kg
  • 平均寿命:12〜15歳
  • 基本的な性格:誠実で勇敢
  • 飼いやすさ:
    飼い主を一途に慕いますが、運動としつけを怠らないことが前提となります。

派手さはありませんが、誠実で芯の強い性格。日本犬らしい気質を理解し、根気強く向き合える人に向いています。

 
テレビや映画で有名な大型犬と特徴

映画やドラマに登場する大型犬は、知性や感情表現の豊かさから強い印象を残します。

チャウチャウ

チャウチャウ

  • 原産地:中国
  • 大きさ:体重20〜32kg
  • 平均寿命:9〜15歳
  • 基本的な性格:独立心が強くマイペース
  • 飼いやすさ:
    ベタベタした関係を好まないため、距離感を尊重できる飼い主向きです。

猫のような性格と表現されることも多く、静かに同じ空間で過ごす関係を好みます。過干渉はストレスになるため注意が必要です。

ダルメシアン

ダルメシアン

  • 原産地:クロアチア
  • 大きさ:体重23〜32kg
  • 平均寿命:11〜13歳
  • 基本的な性格:活発で遊び好き
  • 飼いやすさ:
    運動量が非常に多く、日常的に走らせる時間を確保できる家庭でないとストレスを溜めやすいです。
  • 代表作:『101匹わんちゃん』

映画の可愛らしいイメージとは異なり、実際はかなりエネルギッシュ。十分な運動と刺激が、問題行動の予防につながります。

セント・バーナード

セント・バーナード

  • 原産地:スイス
  • 大きさ:体重60〜90kg
  • 平均寿命:8〜10歳
  • 基本的な性格:温厚で優しい
  • 飼いやすさ:
    性格は穏やかですが、超大型犬のため住環境と体力面の配慮が必須です。

包容力のある性格で、人を包み込むような安心感があります。その分、介護期を見据えた生活設計が重要になります。

ジャーマン・シェパード

ジャーマン・シェパード

  • 原産地:ドイツ
  • 大きさ:体重30〜40kg
  • 平均寿命:9〜13歳
  • 基本的な性格:知的で作業意欲が高い
  • 飼いやすさ:
    トレーニング前提であれば非常に優秀な家庭犬になります。

知能が高く、退屈を嫌うため、頭を使う遊びや作業を取り入れることで精神的に安定します。

ロットワイラー

ロットワイラー

  • 原産地:ドイツ
  • 大きさ:体重35〜60kg
  • 平均寿命:8〜10歳
  • 基本的な性格:勇敢で家族思い
  • 飼いやすさ:
    社会化トレーニングが不可欠で、飼い主の管理能力が問われます。

正しく育てれば、家族を全力で守る頼もしい存在になります。早期社会化が非常に重要です。 

ボクサー

ボクサー

  • 原産地:ドイツ
  • 大きさ:体重25〜32kg
  • 平均寿命:10〜12歳
  • 基本的な性格:陽気で甘えん坊
  • 飼いやすさ:
    家族向きですが、興奮しやすいため子犬期のしつけが重要です。

成犬になっても子犬のような無邪気さを残すことが多く、家庭を明るくしてくれる存在です。

ラフ・コリー

ラフ・コリー

  • 原産地:イギリス
  • 大きさ:体重22〜34kg
  • 平均寿命:12〜14歳
  • 基本的な性格:賢く穏やか
  • 飼いやすさ:
    被毛ケアは必要ですが、精神的に安定しており家庭犬向きです。
  • 代表作:『名犬ラッシー』

人の感情を察する力が非常に高く、子どもや高齢者とも穏やかに接することができます。

 

大型犬を飼育するポイント

餌を食べる大型犬

大型犬の飼育では「体が大きいから大変」という表面的な理解では不十分です。住環境・運動・経済面に加え、飼い主側の生活スタイルや覚悟まで含めて考えることが、ワンちゃんの幸せと飼い主の安心につながります。

十分な飼育スペースの確保が必要

大型犬は、単に「広い部屋」が必要なのではなく、安全に動ける生活動線が重要です。
家具の角に体をぶつけない配置、滑りにくい床材、ゆったり休める寝床などは、関節トラブルやケガの予防に直結します。

また、成長後の体格を想定せず子犬サイズのまま環境を整えてしまうと、後から無理が生じがちです。
「成犬になった姿を前提に環境を用意する」**ことが、大型犬飼育では欠かせません。

適切な運動量としつけが重要

多くの大型犬は、体を動かすことだけでなく、頭を使う活動も必要とします。
散歩の距離や時間を確保するのはもちろん、トレーニングや遊びを通じて「考える時間」を与えることで、問題行動の予防につながります。

また、体が大きい分、引っ張りや飛びつきといった行動が事故につながる可能性もあります。
力で抑えるしつけではなく、一貫性のあるルールとポジティブトレーニングで行動をコントロールできる関係を築くことが重要です。

食費や医療費など経済的な負担に備える

大型犬は食事量が多く、フード代やトイレ用品などの消耗品費が自然と高くなります。
さらに、股関節形成不全や関節疾患など、大型犬に多い病気への備えも欠かせません。

「今払えるか」ではなく、「10年後、介護や治療が必要になったときも守れるか」という視点で家計を見直すことが、動物福祉の観点でも非常に大切です。
ペット保険の検討も現実的な選択肢といえるでしょう。

Breeder Familiesについて

BreederFamiliesのブリーダーを通じて ワンちゃんをお迎えすることが、 ペットをとりまく社会課題の解決に繋がります。

私たちが目指すのは、営利優先の悪徳ブリーダーを減らし、責任と愛情を持つ優良ブリーダーを支援することで、ワンちゃんの福祉が守られる社会の実現。
目の前の子犬だけでなく、親犬や引退犬も大切にされる環境を作り上げ、すべてのワンちゃんに優しいブリーディング環境の普及にむけて活動しています。

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