優良ブリーダーの見分け方_BreederFamilesのワンちゃんに優しい18の評価基準
ワンちゃんを家族として迎える際に重要なのが、信頼できる優良ブリーダーを見つけることです。しかし、ブリーダーの中には営利優先で健康や福祉を軽視するところもあり、慎重な見極めが必要です。この記事では、優良ブリーダーを見極める「ワンちゃんに優しい評18の価基準」について、動物福祉の視点も交えながら具体的に解説します。BrreederFamiliesがブリーダーを選定する際の評価基準もご紹介します。
優良ブリーダーの見分け方①_耳やしっぽをきらない(断尾・断耳をしない)
トイプードルやコーギーなどの犬種では、見た目のためだけに断尾(しっぽを切る)や断耳(耳を切る)が行われていることがあります。
これは痛みを伴う処置で、ワンちゃんの身体的な負担が大きく、慢性的な痛みや不安感を引き起こす可能性もあります。また、しっぽや耳はワンちゃんの重要なコミュニケーション手段でもあるため、切断されることで他の犬や人間との意思疎通が難しくなることもあります。
ヨーロッパ諸国ではこうした処置が禁止されている一方で、日本ではいまだ行われる場合があります。
優良ブリーダーは動物福祉を優先し、ワンちゃんの自然な姿を大切にするため断尾・断耳を行いません。
一方、営利優先ブリーダーでは「見た目が良く売れやすい」ことを理由に断尾や断耳を行うことがあり、中には麻酔なしで処置するケースも見受けられます。
優良ブリーダーの見分け方②_少数の犬種に集中
犬種ごとに異なる健康リスクや育て方のポイントを理解し、適切に対応するためには、深い知識と豊富な経験が欠かせません。現在、犬種は200種類以上あり、それぞれに特有の健康リスクや性格特性が存在します。
たとえば、パグは呼吸器系のトラブルを抱えやすく、ラブラドール・レトリバーには股関節形成不全への注意が必要です。このような犬種ごとの違いを熟知し、適切なケアを提供できるかどうかは、ブリーダーの専門性に大きく関わります。
優良ブリーダーは、少数の犬種(一般的に3種以内)に絞って繁殖を行い、各犬種の特徴を熟知しています。これにより、犬種ごとの健康管理や繁殖において質の高いケアを提供することが可能です。
一方、営利優先ブリーダーは流行や需要に応じて扱う犬種を増やす傾向があり、犬種ごとに異なる健康問題や適切な育成環境を十分に考慮しない場合があります。こうしたブリーダーでは、ワンちゃんが適切なケアを受けられず、健康を損ねたりストレスを抱えたりするリスクが高まります。
優良ブリーダーの見分け方③_ミックス犬を繁殖しない
近年、ミックス犬はユニークな見た目や性格で人気がありますが、無計画な交配には健康リスクが伴います。異なる犬種の特徴を持つことで予測しにくい健康問題が発生する可能性が高く、診断や治療も複雑化する場合があります。また、ミックス犬は成長後の性格や体格が予測しづらく、飼い主が期待する理想と現実が大きく異なることも少なくありません。
優良ブリーダーは、犬種ごとの遺伝的特徴を守り、安定した健康と性格を次世代に引き継ぐために、ミックス犬の繁殖を避けます。無計画な交配がもたらすリスクを理解し、飼い主への十分な説明とアフターフォローを確保できる範囲での繁殖を徹底しているのです。
一方、営利優先ブリーダーは流行や需要に応じて安易にミックス犬を繁殖し、健康管理や飼い主への配慮が不十分なことが多く見受けられます。場合によっては、チワワ×ハスキー等体格の異なるリスクの高い交配を行うこともあります。
優良ブリーダーの見分け方④_ペットショップ等を使わない
ペットショップやペットオークションは、流通過程でワンちゃんが長時間の輸送を強いられたり、狭いケージに閉じ込められるなど、心身に大きな負担がかかります。このような環境は、ストレスや感染リスクを増大させるだけでなく、ワンちゃんの社会性や基本的なしつけにも悪影響を与える可能性があります。
優良ブリーダーは、ワンちゃんの健康と幸せを第一に考え、ペットショップやオークションを介さずに直接飼い主に渡すことを大切にしています。また、彼らはお迎え先を自身で確認し、ワンちゃんが安心して暮らせる環境を整えるために直接の引き渡しを基本とします。
一方で、営利優先ブリーダーは、広範囲に販売するためにペットショップやオークションを活用し、子犬の心身への影響を軽視しがちです。
優良ブリーダーの見分け方⑤_見た目以上に健康重視
近年、「小さくて可愛い」「珍しい毛色」という見た目の特徴が人気を集め、高値で取引されることが多くなっています。しかし、こうした特徴には健康リスクが伴う場合が少なくありません。極小サイズは骨や心臓に負担がかかりやすく、レアカラーには遺伝疾患のリスクが高まることがあります。
営利優先ブリーダーは、このような流行や需要に応じて無理な繁殖を行いがちです。小柄な母犬を繁殖に多用して体に負担をかけたり、子犬を小さく見せるために食事を減らすなど、健康を犠牲にした管理がされることもあります。このような方法では、ワンちゃんの免疫力や体力が低下し、飼い主にとっても将来的な医療費やケアの負担が増える恐れがあります。
優良ブリーダーは、こうした流行に流されず、ワンちゃんの健康を最優先に考えています。特に小さいワンちゃんやレアカラーの子犬を販売する場合は、健康リスクを十分に理解し、飼い主にそのリスクについて丁寧に説明しています。食事管理もしっかり行い、成長に必要な栄養を確保するなど、ワンちゃんの健康を第一にした繁殖を心がけています。
優良ブリーダーの見分け方⑥_引退犬も大切に
引退犬とは、繁殖期を終えたワンちゃんたちのことを指します。
優良ブリーダーは、引退犬も家族の一員として、彼らの幸せを願っています。よって、引退後も自宅で飼育を続けるか、信頼できる相手に譲渡するなど、ワンちゃんの人生が幸せに続くような配慮がされています。
一方、営利優先ブリーダーは引退犬を「コスト」として考え、早く手放すことを考えます。場合によっては、悪徳保護団体に引き渡されることもあり、ワンちゃんの生活が不安定になる可能性が高まります。
引退犬に対する扱いがどうなっているかも、優良ブリーダーを見分けるポイントとなります。
優良ブリーダーの見分け方⑦_社会化にこだわる
社会化とは、ワンちゃんが人間や他の犬、日常の環境にスムーズに適応できるようにするプロセスです。ワンちゃんの社会化は、生後3週間から12週間頃の「社会化期」と呼ばれる時期が特に重要です。この期間は、ブリーダーが飼育している時期と重なるため、ワンちゃんが人や他の犬、家庭環境に対して適応力を高めるための基礎を築く貴重な機会となります。家庭生活にスムーズに馴染むためには、この時期にどのような体験をするかが大きな影響を及ぼします。
優良ブリーダーは、母犬との愛情ある触れ合いや、兄弟犬や他の犬との遊び、人や日常的な家庭環境への慣れを促すことで社会化を進めています。これにより、新しい家族に迎えられた後もストレスなく過ごせるようサポートします。
営利優先ブリーダーは、母犬から早期に分離し、ケージ内での生活が中心となるため、ワンちゃんが他の犬や人と触れ合う機会が少なく、社会性が十分に育たないことがあります。こうしたワンちゃんは、家庭環境に適応しづらくなるリスクが高まります。
優良ブリーダーの見分け方⑧_母犬の出産負担も少なく
出産は母犬にとって大きな負担がかかる命がけの行為であり、その健康状態が子犬にも影響を与えます。出産時に母犬が健康であることは、母犬自身の負担を軽減するだけでなく、生まれてくる子犬の健康や成長にも大きく影響します。よって、母犬の健康を配慮した出産管理が非常に重要です。
優良ブリーダーは、母犬の健康状態に細心の注意を払い、獣医師と相談しながら出産のタイミングや間隔を適切に決定します。法令を基本としつつも、母犬の体調を第一に考え、初回の出産時期や出産間隔を慎重に管理し、生涯での出産回数も制限しています。
また、出産後には母犬が体調をしっかりと回復できるよう十分なケアを行い、休養期間を確保することで母犬への負担を最小限に抑えています。
一方で、営利優先ブリーダーは利益を重視するあまり、母犬の体調を考慮せず頻繁に出産を繰り返させることがあり、母犬の健康が損なわれやすい状況にあります。さらに、ミックス犬の繁殖も活用した法令を守らない繁殖も行われる場合があり、こうした環境下では母犬と子犬の両方に配慮が欠けていると言えます。
優秀ブリーダーの見分け方⑨_食事にこだわる
ワンちゃんにとっての食事は、健康を支えるための重要な要素です。特に子犬の時期の栄養は、成犬になってからの健康や成長に深く影響します。栄養バランスの良い食事をとることで、免疫力が高まり、丈夫な体が育ちやすくなります。
優良ブリーダーは、ワンちゃんの年齢や健康状態、個体の特徴に合わせて、質の高いフードを選びます。たとえば、成長をサポートするために子犬には高タンパクのフードを、成犬には体重管理がしやすいバランスの取れたフードを、シニア犬には消化しやすく関節ケアに配慮したフードを選ぶなど、年齢や健康状態に応じて食事内容を細かく調整しています。また、着色料や合成保存料が含まれていないフードを優先することで、ワンちゃんにとって安心で健康的な栄養補給ができるよう配慮しています。
一方、営利優先ブリーダーは、コストを削減するために安価で栄養価が低く、添加物が多く含まれたドッグフードを与えることが多くあります。こうした食事管理では、ワンちゃんの成長や免疫力に悪影響が出る可能性があり、長期的な健康が損なわれることも少なくありません。
優秀ブリーダーの見分け方⑩_遺伝子検査をしっかり
遺伝疾患は、親から子に受け継がれる遺伝子の変異によって発症し、犬種によってかかりやすい疾患が異なります。こうした遺伝疾患は治療が難しいケースも多く、子犬の将来の健康に直接影響を与えるため、遺伝子検査をしっかりと行った上で、問題のない犬同士の適切な交配を行うことが重要です。
優良ブリーダーは、交配前に徹底した遺伝子検査を実施し、犬種ごとのリスクを十分に把握したうえで、安全な交配を行っています。また、検査結果は新しい飼い主に対しても透明に公開され、遺伝疾患リスクについての説明も十分に行います。
さらに、最新の遺伝情報にも常にアクセスし、繁殖方針をアップデートすることで、ワンちゃんの健康を最優先に考えた繁殖が実現しています。
一方、営利優先ブリーダーは、コスト削減のために遺伝子検査を行わないことがあります。時には犬種に関連のない検査結果をもとに「健康」を強調する場合や、他のワンちゃんの検査結果を流用するケースもあり、購入希望者にリスク説明を行わずに販売を進めることもあります。こうした対応は、ワンちゃんの長期的な健康や飼い主の安心を軽視した行為と言えます。
優良ブリーダーの見分け方⑪_手に届く範囲の頭数で
ワンちゃんが健康で快適に過ごせる環境を維持するためには、適切な頭数管理が重要です。法令では、1人あたり20頭(繁殖犬は1人あたり15頭)までと頭数制限が定められています。ただし、法令の水準を守るだけでは、法令の基準だけでは、十分なケアが行き届かない場合もあります。
優良ブリーダーは、法令基準よりも少ない、一人当たり15頭程度(繁殖犬は10頭程度)に抑え、一頭一頭に愛情を注ぎ、きめ細やかな管理を行っています。これにより、ワンちゃんの健康状態や性格に応じた適切なケアが可能となり、健全な環境でワンちゃんを育てることができます。
一方、営利優先ブリーダーは、法令で許可された最大数まで頭数を増やし、効率優先の管理体制を取る傾向が強いです。また、定期検査時にのみ体制を整える等でごまかし、法令の頭数を超えているケースもあります。結果として、健康チェックや清掃が不十分になり、ワンちゃんの生活環境が悪化するリスクも高まります。
優良ブリーダーの見分け方⑫_健康管理をしっかり
ワンちゃんが健康で幸せな生活を送るためには、日々の健康管理が欠かせません。適切な健康管理は、病気の予防や早期発見に役立ち、ワンちゃんの体力や免疫力を維持するための基礎となります。健康管理が行き届いているかどうかは、ブリーダーを選ぶ際の重要なポイントです。
優良ブリーダーは、ワンちゃんの日常的な健康チェックを欠かさず行います。たとえば、食欲や便の状態、体調の変化などを観察し、日々のチェックで少しの異変にも気づけるよう努めています。さらに、獣医による定期的な健康診断を実施し、ワンちゃんの体調を把握することで、病気の早期発見と適切な治療が可能になります。
また、駆虫薬の投与やワクチン接種も適切な時期に行い、寄生虫や感染症からワンちゃんを守っています。こうした日々の健康管理と定期的なケアにより、ワンちゃんが健康な状態で新しい家庭に迎えられるよう配慮しています。
一方、営利優先ブリーダーでは、コストや手間を省くために健康管理が疎かにされがちです。日常の健康チェックが行われず、ワンちゃんの体調に異変があっても見逃されることが多く、適切な治療がされないまま放置されることもあります。
また、健康診断を受けさせず、必要なワクチン接種や駆虫薬の投与が行われないケースもあり、ワンちゃんが病気にかかりやすい環境に置かれていることが少なくありません。このような環境では、ワンちゃんの健康を守ることが難しく、飼い主が後に医療費や健康管理に苦労する可能性が高まります。
優良ブリーダーの見分け方⑬_ストレスの少ない衛生・環境
ワンちゃんが健康でストレスなく生活するためには、清潔で快適な環境が欠かせません。適切な衛生管理が行き届いた環境は、病気の予防だけでなく、ワンちゃんの心理的な安定にも大きく貢献します。また、清潔な環境で育てられるワンちゃんは、免疫力が高まり、健やかな成長が期待できます。飼育環境が整っているかどうかは、信頼できるブリーダーを見分ける重要なポイントです。
優良ブリーダーは、定期的にケージや生活スペースを掃除し、通気性や温度管理を徹底しています。適切な湿度や温度が保たれ、病気の予防や快適な生活環境が整えられていることで、ワンちゃんがストレスなく過ごせるよう配慮しています。
反対に、営利優先ブリーダーでは衛生管理が不十分で、病気の発生リスクが高くなることがあります。ケージが狭く、十分に掃除が行き届いていない場合も多く、ワンちゃんにとって快適とは言えない環境で飼育されることがあります。
優良ブリーダーの見分け方⑭_運動をしっかり
ワンちゃんにとって運動は、筋肉や骨の発達を促すだけでなく、ストレスを軽減し、心身の健康を保つために欠かせないものです。運動不足は肥満や筋力低下だけでなく、行動上の問題や不安の原因にもなり得ます。そのため、日常的に十分な運動が確保されているかどうかは、健全な環境で育てられているかを見分ける大切なポイントです。
優良ブリーダーは、ワンちゃんが自由に動けるスペースを確保し、日常的に運動の時間を設けています。特に日光浴を取り入れた運動を通して、骨の成長を促し、ストレスを発散させることを重視しています。また、犬種ごとの運動量の違いにも配慮し、ワンちゃんが健康を維持できるよう丁寧に管理しています。
一方、営利優先ブリーダーでは、ケージ内での生活が長くなりがちで、十分な運動量が確保されていないことが多く見受けられます。狭いケージでの生活は、運動不足やストレスを引き起こし、ワンちゃんの健康を損なうリスクを高めます。見学時には、運動スペースが整備されているか、運動の時間がきちんと確保されているかを確認することが大切です。
優良ブリーダーの見分け方⑮_見学対応が充実
ワンちゃんを迎える前の見学は、飼い主にとって重要な確認の機会であり、法律上も義務とされています。見学では、ブリーダーがどのようにワンちゃんを育て、どれだけの愛情と配慮をもっているか等を直接確認できるため、信頼できるブリーダーかどうかを見極めるうえで非常に重要です。
また、見学を通してワンちゃんの性格や相性を見られるため、飼い主としても安心感を得られます。
優良ブリーダーは、見学者が母犬や兄弟犬とも会えるようにし、普段ワンちゃんが生活している環境も隠さず見せてくれます。また、ワンちゃんの育成方針や管理方法へのこだわりについても丁寧に説明し、飼い主の質問にも親身に答えます。こうした対応は、ブリーダーがワンちゃんと飼い主の双方を大切に考えている姿勢の表れです。
一方、営利優先ブリーダーは、子犬しか見せない場合が多く、その理由として「親犬が神経質だから」や「健康管理上の理由」などを挙げ、親犬や兄弟犬を見せるのを避けることが一般的です。こうしたブリーダーは、親犬の飼育環境や健康状態を確認されることを避け、見学の透明性が低いため、飼い主としては不安が残ります。また、購入を急かすような対応をすることがあり、質問への答えも曖昧で十分な情報を得られないことが多く、信頼性に欠ける対応が見受けられます。
優良ブリーダーの見分け方⑯_飼い主サポートが充実
ワンちゃんを新しい家族として迎える際、飼い主には不安や疑問がつきものです。特にお迎え直後は、ワンちゃんにとっても大きな環境変化となり、適応するためにはブリーダーのサポートが重要です。飼い主が安心してワンちゃんとの生活を始められるように、準備やしつけのアドバイスをしっかりと受けられるかどうかは、信頼できるブリーダーを見極めるポイントの一つです。
優良ブリーダーは、子犬を家族のように大切に育てているため、新しい家庭に送り出したあとも「幸せに暮らしてほしい」という思いを持っています。このため、飼い主が抱える疑問や不安に親身に対応し、ワンちゃんの特性に合わせた準備やしつけのアドバイスを提供します。
また、お迎え後も気軽に相談できる体制を整え、飼い主とワンちゃんの生活が安心して始められるようにサポートしています。こうした支援は、ブリーダーがワンちゃんと飼い主の両方を家族のように大切に考えているからこそできることです。
一方、営利優先ブリーダーは、ワンちゃんを「商品」として見ているため、売ったらそれで終わりと考えるケースが多くあります。最低限の説明のみで済ませ、お迎え後のサポートがほとんどないうえ、質問への対応も消極的です。このため、飼い主が困った際に十分なサポートを得られず、不安を抱えたままの生活が続く可能性があります。
優良ブリーダーの見分け方⑰_空輸を推奨しない
空輸は長距離の移動が可能ですが、ワンちゃんにとっては大きな負担となり、環境の変化によるストレスも伴います。
優良ブリーダーは、ワンちゃんの健康を考慮し、空輸による負担を避ける姿勢を持っています。基本的には、直接の引き取りや陸送など、健康や安全に配慮した方法を提案しています。
一方、営利優先ブリーダーは販売地域を広げるために空輸を積極的に利用し、販売を優先します。空輸の負担について十分な説明を行わずに勧める場合もあるため、信頼性に疑問が残ります。
優良ブリーダーの見分け方⑱_犬種標準にこだわる
「犬種標準」とは、各犬種ごとに理想的とされる外見や性格、動作の基準を指し、ワンちゃんの体質や性格、健康に深く関わる要素です。この基準を大きく外れると、健康リスクが高まる可能性があります。たとえば、極小サイズの犬やレアカラー、あるいはミックス犬は一見魅力的ですが、遺伝疾患や体の弱さといった健康リスクが伴いやすいのが実情です。
優良ブリーダーは、この犬種標準を基準にし、健康面と性格の両方に配慮した繁殖を行っています。特にドッグショーに参加し、犬種標準の理解を深め、基準を満たす健康な親犬を選んで繁殖に臨むことが一般的です。こうしたブリーダーは、ワンちゃんの長期的な健康と幸福を第一に考え、無理のない繁殖方針を貫いています。
一方、営利優先ブリーダーは、犬種標準を無視し、市場価値を優先した繁殖をすることが多く、健康を犠牲にする場合があります。例えば、骨や内臓に負担がかかりやすい極小サイズや、遺伝疾患のリスクが高いレアカラー、ミックス犬等の繁殖を積極的に行います。
まとめ
優良ブリーダーを見極めるためには、ワンちゃんの健康と福祉に配慮した環境や育成方針があるかどうかを慎重に確認することが重要です。本記事でご紹介した18の評価基準は、ワンちゃんを家族として迎える飼い主にとって、信頼できるブリーダーを見つけるための指針となります。
BreederFamiliesでは、これらの基準をもとに厳選したブリーダーのみを紹介しており、ワンちゃんと飼い主が幸せな生活を送れるようサポートしています。詳しい情報については別ページでご確認いただけますので、ぜひ参考にしてください。