BreederFamiliesの5つのなぜ~利益よりワンちゃんに優しい世界のために~
世の中にはさまざまなペットマッチングサイトがありますが、BreederFamiliesはその中でも独自の道を歩んでいます。他サイトとの大きな違いは、ワンちゃんの福祉を最優先に考えた厳格な評価基準と透明性のある情報提供です。
しかし、「なぜ他のサイトよりも価格が高いの?」「どうしてミックス犬がいないの?」といった疑問を抱くユーザーも少なくありません。そこで、BreederFamiliesが目指す「ワンちゃんに優しい世界」を実現するための基準や考え方を整理し、一つひとつ丁寧にお答えします。
1.なぜこのサービスを立ち上げたの?
△ワンちゃんに優しい世界を創る
BreederFamiliesは、「ワンちゃんに優しい世界を創る」という使命を胸に、ペット業界の課題に挑んでいます。
ペットショップで販売される子犬が過酷な環境で育ち、健康や社会性に問題を抱えること。審査基準が緩いブリーダーサイトで、消費者が真実を知らされないまま営利優先のブリーダーから購入してしまうこと。そして、親犬や子犬に負担を強いる非人道的なブリーディング。こうした現状は、ワンちゃんにも飼い主にも多くの負担をもたらしています。
BreederFamiliesは、正しい情報を提供し、厳選された優良ブリーダーとのつながりを支えることで、これらの課題を根本から解決したいと思い、サービスを立ち上げました。
課題①:ペットショップでの生体販売
ペットショップでの生体販売は、多くの場合、ワンちゃんが本来必要とする成長環境を十分に整えることができません。ペットショップに並ぶ前の段階で、子犬は過密な環境で生活し、長距離移動を繰り返すことが一般的です。この過程で、狭いケージの中でストレスを抱え、運動不足や社会性の欠如が起こりやすくなります。
さらに、輸送のストレスや衛生管理の不備によって、免疫力が低下し、健康リスクが高まるケースも少なくありません。こうした環境下では、ワンちゃんが心身ともに健やかに育つのは難しいのが現状です。
BreederFamiliesは、このような問題を解決するために、ペットショップを介さない直接販売を採用しました。それだけでなく、ペットオークションやペットショップを利用するブリーダーは掲載していません。
課題②:審査の緩いブリーダーサイト
多くのブリーダーサイトでは、掲載基準が法令の最低基準にとどまり、実際の飼育環境やブリーダーの姿勢を十分に確認していないのが現状です。書類審査だけでブリーダーが掲載される場合も多く、そこには飼育環境の清潔さや広さ、日々のケアの詳細が反映されていないことが問題となります。
このような緩い基準の結果、営利を優先する悪徳ブリーダーが紛れ込むリスクが高まります。また、掲載される情報だけではブリーダーの方針や飼育状況を判断するのは難しく、飼い主が良いブリーダーを選び出すのは容易ではありません。
BreederFamiliesは、法令を超えた独自の厳しい基準を設けています。掲載ブリーダーは書類審査だけでなく、現地訪問や直接ヒアリングを通じて、理念や飼育環境を厳密にチェックしています。
課題③:ワンちゃんに優しくないブリーディング
営利優先のブリーダーの中には、母犬に過剰な負担をかけ、大量繁殖を行うケースが見られます。このようなブリーディングでは、親犬が心身ともに疲弊し、生まれてくる子犬の健康にも影響を及ぼします。また、コスト削減のために食事の質を下げたり、適切な医療ケアを行わないこともあり、ワンちゃんの福祉が著しく損なわれる場合も少なくありません。
さらに、健康リスクが予測しにくいミックス犬の繁殖や、愛情が行き届かない多頭飼育なども深刻な問題です。これらの繁殖手法は、ワンちゃんの健康や福祉を無視し、利益を優先する考え方から生まれています。結果として、飼い主にとっても問題を抱えたワンちゃんを迎え入れるリスクが高まります。
BreederFamiliesでは、すべてのワンちゃんが健やかに育つことを目指し、こうしたワンちゃんに優しくないブリーディングを減らしていきます。
2. なぜ子犬やブリーダーの数が少ないの?
△BreederFamiliesの6個の絶対基準と12個の総合基準
BreederFamiliesでは、利益を追求するのではなく、ワンちゃんの福祉を最優先に考えています。そのため、紹介する子犬やブリーダーの数は他のサイトに比べて少なくなっています。
これは厳しい審査基準、徹底した確認体制、地域を絞った展開、そして母犬や子犬への負担を軽減するブリーダーが多いことによるものです。量ではなく質を追求することで、すべてのワンちゃんが幸せに暮らせる環境を目指しています。
① 厳しい審査基準
BreederFamiliesでは、ワンちゃんの福祉を守るために「6つの絶対基準」と「12の総合基準」を設定しています。この基準は、ブリーダーの姿勢、飼育環境、健康管理、社会化トレーニング等幅広い観点から評価する厳しいものになります。
結果、合格率はわずか10%未満であり、基準をクリアできるブリーダーはほんの一握りです。
② 徹底した審査体制
BreederFamiliesでは、書類審査だけではなく、ブリーダーへの直接ヒアリングや現地確認を行うことで、実際の飼育環境やブリーダーの姿勢を細かく確認しています。このプロセスには多大な時間と労力がかかるため、取り扱うブリーダーの件数が自然と限られる結果となっています。
現地確認では、飼育環境の清潔さや広さ、親犬や子犬が過ごしている環境の快適さを一つひとつ丁寧にチェックします。また、ブリーダーがどのような理念で繁殖を行っているのか、ワンちゃんたちに愛情を注いでいるかを直接聞き取り、深く理解することを重視しています。
このように、単なる情報収集ではなく、ヒアリングや現場での確認を重ねることで、ワンちゃんの福祉を守る優良ブリーダーを厳選しています。
③ 地域を絞った展開
BreederFamiliesは、最初から全国的な展開を目指していません。特定の地域に絞って活動を開始し、その地域のブリーダーと信頼関係を構築しながら、範囲を徐々に広げています。
このような段階的な展開により、登録スピードは緩やかになります。
④ 頭数や出産回数の少ないブリーダーがメイン
優良ブリーダーは、ワンちゃん一頭一頭に愛情を注ぎ、適切なケアを行うことを重視しています。そのため、飼育する頭数を抑え、一頭あたりに十分な時間と手間をかけています。また、母犬の健康を守るために、出産回数や引退年齢を法令の基準よりも厳しく制限するブリーダーが多いのも特徴です。
結果として、登録する頻度や登録する子犬の数が限られてきます。
3. なぜ人気のミックス犬がいないの?
BreederFamiliesでは、ミックス犬を取り扱っていません。その理由は、ミックス犬が抱える健康や性格のリスク、成長後の予測困難性、そして繁殖過程に潜む問題にあります。ワンちゃんの福祉を最優先に考える優良ブリーダーは、責任を持てないミックス犬の繁殖を行わず、純血種の健全な血統を守ることを使命としています。また、ミックス犬の人気を悪用した悪徳ブリーダーや団体の存在も見逃せない課題です。
これらの理由から、BreederFamiliesではミックス犬の繁殖を推奨せず、扱わない方針を採用しています。
① 健康や性格に悪影響を与えるリスクがある
ミックス犬は、異なる犬種を掛け合わせることで特性が不均一に遺伝するため、健康や性格に問題が生じるリスクが高まります。例えば、チワワとヨークシャーテリアを掛け合わせると、首に異常な負担がかかる場合があるなど、骨格や身体の特性のミスマッチが健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。
性格面でもリスクは同様です。純血種は長い歴史の中で性格の特徴が一定固定化されていますが、ミックス犬では各犬種の特徴が悪くでてしまうケースもあります。例えば、チワワ(噛み癖が出やすい性格)とプードル(非常に賢い性格)を掛け合わせた場合、賢さゆえに噛み癖が改善しにくいケースも見られます。
このように、健康面でも性格面でも予測が困難であることが、ミックス犬の課題と言えます。
② 病気やサイズが予測できない
ミックス犬には、両親犬それぞれの特性が遺伝するため、成長後のサイズや病気のリスクが予測できないという現実があります。たとえば、心臓が弱いキャバリアとアレルギー体質の柴犬を掛け合わせた場合、両方の弱点を受け継ぐ子犬が生まれる可能性があります。
また、純血種であればその犬種ごとの健康基準に基づいて異常を判断できますが、ミックス犬にはその基準が存在しないため、獣医師でも診断が難しい場合があります。
さらに、大型犬と小型犬を掛け合わせた場合、成長速度や骨格のバランスが不均一になり、成長期のケアが非常に難しくなります。適切な管理を行わなければ、骨や筋肉の異常が深刻な健康問題に発展するリスクが高まります。
こうした不確定要素が多いため、ミックス犬の健康管理は非常に高いハードルがあると言えます。
③ 優良ブリーダーはミックス犬を繁殖しない
ワンちゃんを家族のように大切にする優良ブリーダーは、ミックス犬の繁殖がもたらすリスクを熟知しており、責任を持てない繁殖を行いません。ブリーダーの使命は、純血種の健全な血統を守り、それぞれの犬種が本来持つ特性や健康を次世代に引き継ぐことです。このような理念に基づき、優良ブリーダーはミックス犬の繁殖ではなく、純血種の質の向上と血統の維持に尽力しています。
④ 悪徳ブリーダーや保護団体の抜け道に使われている
ミックス犬は血統書がないため、法令で定められた出産回数や年齢を隠すことが容易です。そのため、悪徳ブリーダーが引退犬を利用して繁殖を続けたり、保護団体を装った団体が引退犬を繁殖させて販売するケースも少なくありません。
こうした背景から、ミックス犬の人気が悪用される場面が増えています。
4. なぜ他のサイトに比べると生体価格が高めなの?
BreederFamiliesで紹介するワンちゃんの生体価格が他のサイトに比べて高めなのは、ワンちゃんの福祉を最優先に考える優良ブリーダーだけを厳選しているためです。
一頭一頭に十分な愛情とケアを注ぐ飼育方針、食事や健康管理へのこだわり、母犬への負担を減らした繁殖、そして引退後の親犬の手厚いケア。こうした取り組みにはコストがかかるため、それが価格に反映されています。
しかし、これこそが健やかなワンちゃんを迎え入れるために必要な要素なのです。生体価格の高低にはそれなりに理由があるのです。
① 頭数が少ない
BreederFamiliesで紹介する優良ブリーダーは、一頭一頭のワンちゃんに十分な愛情と時間を注ぐことを最優先に考えています。そのため、管理する頭数を少なく抑えています。
また、ワンちゃんがストレスなく過ごせる広々とした環境を整えるために、スペースや施設の維持にもコストがかかります。
このように、質の高い飼育環境を維持するために、一頭あたりのコストが上がる結果となっています。
② 食事や健康管理にしっかりお金を使っている
優良ブリーダーは、食事と健康管理を重要視しています。成犬になったときの健康や成長に大きな影響を与えるため、コストを惜しまず、高品質なフードや栄養バランスの取れた食事を提供しています。
例えば、無添加で栄養価の高いドッグフードや、食事を促すための缶詰、さらには健康を補助するサプリメントを追加するブリーダーもいます。これらは一般的なフードに比べて高価ですが、ワンちゃんの健康を最優先に考える姿勢が反映されています。
さらに、定期的な健康診断や予防接種など、健康維持に必要な医療費もかけています。こうした細やかなケアが、価格に影響しています。
③ 出産回数が少ない
営利優先のブリーダーは、一頭の母犬からできるだけ多くの子犬を産ませることで効率を上げようとしますが、優良ブリーダーはそうした方法を取りません。母犬の健康と子犬の福祉を最優先に考え、出産回数や引退年齢を法令の基準よりも厳しく制限しています。
例えば、母犬が体力を回復するために出産間隔を十分に空けたり、引退年齢を法令の7歳より早めに設定するブリーダーが多くいます。これにより、母犬の健康が守られるだけでなく、生まれてくる子犬も健やかに育つ環境が整います。
このような取り組みによって繁殖効率は下がりますが、その分、健全な子犬を迎え入れることができるのです。
④ 引退犬を最後まで飼育するブリーダーも多い
優良ブリーダーの中には、引退した親犬を最後まで責任を持って飼育する方が多くいます。引退犬も日々の食事や健康管理が必要であり、老犬になると医療費がさらに増加することがあります。そのため、引退犬を適切にケアすることは大きな負担になります。
一方で、営利優先のブリーダーは引退犬をコストとみなし、引き取り屋に渡すケースも少なくありません。
もちろん、最後まで飼育することのみが正解ではなく、優良ブリーダーの中には、信頼できる新しい家族に引退犬を託すことで、ワンちゃんの幸せを考えているブリーダーもいます。
5. なぜ口コミよりサイトによる評価を重視するの?
BreederFamiliesでは、口コミではなくサイトの厳格な評価基準を重視しています。その理由は、口コミには限界があるからです。見学や購入時にユーザーが得られる情報には制約があり、ブリーディングに関する専門的な知識が少ないため、善し悪しを判断するのが難しいのが現状です。
さらに、子犬の育て方の影響が表れるのは成犬になってからのケースも多く、タイミングのズレが問題を見えにくくしています。こうした課題を解決するためにBreederFamiliesでは透明性のある評価基準を整え、信頼できる情報を提供しています。
口コミの限界①:ユーザーが知れる情報に限界がある
口コミは、ブリーダーの飼育環境や繁殖方針を深く知る手段としては不十分です。見学時に見せられるのは子犬の一部だけであり、実際の飼育環境や親犬の健康管理の様子まで知ることは難しいのが現状です。また、悪徳なブリーダーの場合、表面的には良い印象を与えながら、裏では適切でない飼育を行っているケースもあります。
その結果、口コミは見た目の印象や短期間の経験に基づくものが多く、全体像を把握するのには限界があります。BreederFamiliesでは、こうした問題を解消するため、透明性のある評価基準を設け、飼育環境や繁殖方針について詳細な情報を提供しています。
口コミの限界②:専門性が高くブラックボックス化されている
ブリーディングは専門知識を必要とする分野です。しかし、世間にはブリーディングに関する情報がほとんど公開されていないため、消費者がブリーダーの良し悪しを判断するのは非常に難しい状況です。例えば、親犬の健康管理や繁殖の方針、子犬の社会化トレーニングの質などは、一般的な口コミではほとんど語られません。
さらに、ブリーダーが行っている繁殖や飼育のプロセスがブラックボックス化されているため、消費者が正しい情報を得ることが難しくなっています。
BreederFamiliesは、こうした情報の非公開性に対処するため、専門家が厳しい基準でブリーダーを評価し、その結果を消費者にわかりやすく伝える取り組みを行っています。
口コミの限界③:数年たたないとわからないこともある
子犬時代の育て方や健康管理の影響は、子犬の成長初期には見えないことが多いです。特に、成犬になってから性格や健康上の問題が現れるケースが少なくありません。そのため、購入直後に良い印象を受けたとしても、それがブリーダーの適切な繁殖や育成によるものかどうかを判断するのは難しいのです。
また、タイミングがずれることで、口コミの信頼性が低下する場合もあります。成犬になってから初めて問題に気づいても、その時点でブリーダーを評価することはできません。
このようなズレを解消するために、BreederFamiliesでは、長期的な視点でブリーダーを評価し、消費者が安心して選べる仕組みを提供しています。
まとめ
BreederFamiliesは、他のペットマッチングサイトとは一線を画したサービスです。ワンちゃんの福祉を最優先に考え、厳格な基準をクリアした優良ブリーダーのみを紹介しています。その結果、ミックス犬を扱わない理由や、価格が高めである背景、口コミではなく評価基準を重視する姿勢など、他サイトとの違いが生まれています。
これらの違いは、「ワンちゃんに優しい世界を創る」というBreederFamiliesの使命から生まれたものです。
記事を通じて、なぜこれらの違いが重要なのか、そしてBreederFamiliesがどのように飼い主とワンちゃんの幸せな未来を支えているのかを理解いただけたら幸甚です。