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”家族”のようにワンちゃんを大切にするブリーダー紹介(小池昌則さん)|ダックスフンドと歩む温かな日々

小池ブリーダーの犬舎の庭
△小池ブリーダーの犬舎にある緑あふれる広い庭

 

栃木県の自然豊かな一角に、小池ブリーダーのダックスフンド犬舎「KANOA」があります。この犬舎は、長年夢に抱いていた思いが結実したもので、ただの仕事としてではなく、ダックスフンドに対する情熱と愛情から生まれました。

小池ブリーダーは、20代でゴールデンレトリバーと暮らしていましたが、次第にダックスフンドの魅力に惹かれ、それ以来、ずっとダックスフンドと共に人生を歩んできました。2020年のコロナ禍で在宅勤務が増えたことで、家族のように大切にしてきたダックスフンドへの愛が再燃し、ついにブリーダーとしての道を歩み始めました。

「KANOA」という犬舎の名前は、小池ブリーダーが初めて迎えたワンちゃんの名前に由来しており、その名には、大好きなダックスへの思いが込められています。

 

犬種保存と健康への使命感

小池ブリーダーのダックスフンドに対する想いは、単なる愛情にとどまらず、犬種の保存という大きな使命感にまで及んでいます。過去には、他のブリーダーから譲り受けたダックスフンドがジアルジアに感染してしまった経験がありました。その時の無念さと後悔が、今では「健康で強いワンちゃんを育て、飼い主に送り出したい」という強い願いへと変わりました。

小池ブリーダーの犬舎には2024年11月現在、引退間近の7歳のワンちゃんが1頭、そして母犬が3頭、父犬が1頭いますが、そのすべてに深い愛情が注がれています。生涯にわたってワンちゃんたちの面倒を見たいという思いから、引退後もそのワンちゃんたちをしっかりとケアしていく計画を立てており、一頭一頭が家族として迎え入れられている様子が伺えます。

 

小池ブリーダーのこだわり

犬舎のプレハブ+運動場
△犬舎のプレハブで私を元気に迎えてくれた成犬たち

 

獣医と共に徹底したケア

小池ブリーダーは、信頼できるかかりつけ医と密接に連携し、健康管理を徹底しています。子犬が生まれるとすぐに診察を受け、生後30日目と50日目にも健康診断を実施。診察のたびに便検査も行い、寄生虫の有無など細かい健康状態をチェックします。

子犬を迎え入れる時には、生後60日以降とし、健康診断結果や便検査結果、ワクチン接種記録など、すべての健康関連書類を飼い主に渡しています。また、成犬も年に一度の定期検診を欠かさず、交配前にも健康状態を確認。常にワンちゃんたちがベストな状態で過ごせるよう、細心の注意を払っています。

快適で安心できる暮らし

また、犬舎は、ワンちゃんたちが健康で快適に過ごせるよう、細やかな配慮がなされています。昼間、親犬たちは広々とした庭にあるプレハブ犬舎で過ごし、自由に体を動かすことができる運動スペースが確保されています。夜になるとリビングでリラックスできる環境が整えられており、まるで家族の一員として共に生活しています。

ワンちゃんたちが安全で快適に過ごせる場所として常に清潔が保たれており、さらに自宅内の床材を木材に変え、ダックスフンドの足腰に負担がかからないような工夫もされています。

安心のお迎え体制

小池ブリーダーは、ワンちゃんが新しい家庭で安心して暮らせるよう、お迎え時には自宅で食べているのと同じご飯を渡し、食事の切り替えによる負担を減らしています。また、引き渡し後もLINEなどで相談が可能で、もし飼い主が旅行や出張などで家を空ける際には、一時的にワンちゃんを預かる「里帰り」も可能です。

新しい飼い主にとっても、不安なくワンちゃんを迎えられるよう、ブリーダーとしての役割をしっかりと果たしています。小池ブリーダーとのこうしたサポート体制があることで、ワンちゃんを迎えた後も安心して成長を見守ることができるでしょう。

 

愛情と責任が生む、健やかなダックスフンド

小池ブリーダーの子犬
△犬舎訪問の際に私の手元に近づいてくる子犬たち

 

小池ブリーダーが育てるダックスフンドは、ブラック・タンやレッドといったスタンダードカラーが中心です。光沢のある被毛、引き締まった体型、そして好奇心旺盛な目の輝きが印象的で、一目見ればその健やかさと魅力が伝わってきます。

ただ外見の美しさだけを追求するのではなく、健康と性格の良さにも強くこだわっています。例えば、CH系統(チャンピオン血統)の遺伝を取り入れることで、骨格や被毛、歩き方に至るまで、理想的なダックスフンドの姿を目指しています。特に、背中のラインや足腰の強さには細心の注意を払っており、将来ヘルニアのリスクを少しでも減らせるよう心掛けています。

また、小池ブリーダーのダックスフンドたちは、愛情深く穏やかな性格を持ち、人懐っこさが際立っています。初めての人にも怖がることなく、興味津々に近寄り、遊びを誘う姿は、多くの人の心を掴みます。しっかりと社会化されているため、新しい環境にも適応しやすく、他のワンちゃんや子どもとも仲良くできる子が多いです。

このように、外見・健康・性格の三拍子が揃った小池ブリーダーのダックスフンドは、まさに「家族として迎えるのにふさわしいワンちゃん」と言えるでしょう。

 

自然に包まれた温かな犬舎とダックスたち

ワンちゃんたちがくつろぐリビング
△ダックスたちがくつろぐリビング
 

 

ある晴れた日に、私は「KANOA」を訪れました。到着して最初に目に入ったのは、広々とした敷地と、清潔感あふれるプレハブの犬舎。ここには、ワンちゃんたちが安心して過ごせる工夫が至るところに施されていました。

まず案内されたのは、成犬たちが昼間過ごすプレハブ兼運動スペース。しっかりと手入れされ、清潔感が漂うこのスペースは、ダックスフンドたちが走り回れるほどの広さがあります。木漏れ日が差し込む中、成犬たちは元気に駆け回り、楽しそうにじゃれ合っています。

次に案内されたのは、犬舎のリビングスペースです。リビングはゆったりとした広さがあり、子犬たちが遊び回れるよう十分なスペースが確保されています。隣には、成犬たちが夜に寝るための静かなスペースも設けられていました。普段成犬たちはソファーでリラックスして横になり、まるで本当の家族の一員のようにくつろいでいるとのことです。

リビングに入ると、子犬たちが私たちを迎えてくれました。最初は少し警戒している様子でしたが、好奇心に勝てないのか、そろそろとこちらに近づいてきます。手を差し出すと、ぴょんと跳ねたり、小さな鼻で匂いを嗅いだりする姿がとても愛らしく、思わず笑顔になりました。数分も経つと、子犬たちはすっかり心を開いてくれ、一緒に遊び始めました。

そんな子犬たちを優しく見守る小池ブリーダー。彼は一頭一頭に声をかけながら、まるで我が子のように接していました。

日中は外でしっかり運動し、夜は家族と共にリラックスする。このような環境で育ったワンちゃんたちは、新しい家庭でもきっと幸せに過ごせるに違いありません。

 

共感する理念──ワンちゃんの幸せを最優先に

小池ブリーダーは、現在のペット業界の現状に疑問を抱いています。多くのブリーダー紹介サイトが営利主義に傾き、本当にワンちゃんを大切に育てているブリーダーが適切に評価されず、逆に悪徳なブリーダーが排除されない状況が続いていることに不安を感じていました。

BreederFamiliesは犬種を限定し、ミックス犬の繁殖を行わないという明確な基準を掲げており、こうした姿勢に共感した小池ブリーダーは、ワンちゃんの健康と幸せを最優先に考えたブリーダーを紹介するこの取り組みに積極的に参加することを決意しました。

 

まとめ

小池ブリーダーは、ダックスフンドに対する深い愛情と責任感に基づいて、栃木県で犬舎「KANOA」を運営しています。健康管理、衛生環境、出産への配慮など、ワンちゃんたちの幸せと健康を最優先に考え、かかりつけ医と密接に連携してケアを行っています。また、引退犬についても生涯飼育を計画し、一頭一頭を大切に家族のように接しています。犬舎で過ごすワンちゃんたちはのびのびとした環境で成長し、飼い主との新しい生活を安心して迎えられるようにサポート体制も充実しています。

小池ブリーダーの犬舎で育ったワンちゃんたちは、単なるペットではなく、真の家族として迎え入れられる存在です。ダックスフンドをお迎えを検討されている方は是非小池ブリーダーから話を聞いてみてください。

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