ブリーダー紹介
著者:吉村貴幸
公開日:2024/12/26/更新日:2024/12/26
”家族”のようにワンちゃんを大切にするブリーダー紹介(加納大さん):チワワへの深い愛情と信念に満ちた犬舎
△ショーに出陳したJKCチャンピオン犬の楓麿くん
千葉県の静かな住宅街にある加納ブリーダーの犬舎。そこは、ご夫婦が愛情と信念を込めてチワワを育てる、温かい場所です。10年以上にわたるブリーダー経験を持ち、ドッグショーで輝かしい実績を残してきた加納ブリーダーは、健康とスタンダードにこだわりながらも、ワンちゃんたちを「家族」として大切に育てています。
過去の経験から生まれた真のチワワへの情熱
△加納ブリーダーの犬舎”SWEET HOME”
加納ブリーダーがチワワ専門のブリーダーを目指したのは、過去ペットショップで迎えた子犬が「チワワ」とは異なる犬種だったという経験からでした。その経験から、「健康で美しいチワワを、自分の手で育て、後世に残したい」という強い想いがこみあげてきたとのことです。その強い想いが、加納ブリーダーの原点です。
さらに、ブリーダーを始めたばかりの頃、一度だけペットショップに子犬を卸したことがありました。しかし、小さな段ボール箱に詰められ、不安げな瞳で運ばれる子犬の姿を見て、「二度とこんな思いはさせたくない」と固く誓いました。それ以来、加納ブリーダーは、直接飼い主に手渡す「直販」にこだわり続けています。そして、引き渡した後もオーナー様とLINEで繋がる事を希望されており、子犬たちが育って行くのを一緒に見ていきたいとのことです。
また、ブリーダーとしての役目を終えた母犬たちにも、加納ブリーダーの深い愛情は変わりません。引退後も家族の一員として、最後まで責任を持って面倒を見るのが信念です。
健康管理・食事・運動への徹底したこだわり
左:庭のドッグランで運動する親犬
右:室内で動き回る子犬
加納ブリーダーの犬舎では、健康管理が何より大切にされています。子犬はお迎え前に3回の健康診断を受け、1回目は生後1か月での健康診断と頭部のエコー検査、2回目はマイクロチップ装着時に便検査と再度のエコー検査、3回目はお迎え直前の健康診断です。母犬に対しても、出産ごとに血液検査や黄体ホルモン検査、聴診器による健康チェックを行い、万全の状態で出産に臨めるよう細心の注意を払っています。
栄養バランスを考え抜いた食事への工夫
加納ブリーダーの犬舎では、食事にも細やかなこだわりが見られます。ワンちゃんたちの健康な成長には、日々の食事が欠かせないと考え、栄養バランスが取れた食事を徹底しています。
基本となるのは、たんぱく質が豊富な高品質フードです。成長期の子犬たちには、筋肉や骨の発育に必要なたんぱく質をしっかり摂取できるよう、厳選したドッグフードを使用しています。しかし、ただ栄養価が高いだけではありません。ワンちゃんたちが楽しく、そしてしっかりと食べられるよう、工夫を凝らしています。
フードには缶詰や煮込みを加え、香りや食感を豊かにすることで食欲を刺激します。特に食べムラのある子犬には、手作りの工夫が欠かせません。国産の鶏肉を使ったジャーキーや茹でた鶏肉を細かくトッピングすることで、栄養を補いながら美味しく食べられるようにしています。季節や体調に応じて、食材を調整し、胃腸への負担が少ないよう配慮することも忘れません。
運動と日光浴で心身を健やかに
食事と並んで重要視されているのが、運動と日光浴です。犬舎では、成犬は広々とした空間で自由に過ごし、子犬たちもケージの外に出て元気いっぱいに走り回ります。さらに、庭にあるドッグランでは、ワンちゃんたちが日光浴をしながら運動できる環境が整っています。
日光を浴びることで、骨の成長に欠かせないビタミンDが生成され、丈夫な骨格が育ちます。また、適度な運動は筋肉を発達させ、ストレス発散にもつながります。
健康で美しく、人懐っこいチワワたち
△JKCチャンピオンのすももちゃん
まず、加納ブリーダーのチワワたちは、しっかりとした骨格とバランスの取れた筋肉を持っています。毎日の適度な運動や日光浴、たんぱく質をしっかり摂取できる食事が、健康的な体づくりを支えています。
アメリカのチャンピオン血統を取り入れたチワワたちは、顔つきや体型にスタンダードな美しさが宿っています。加納ブリーダーは、ドッグショーにも積極的に参加し、これまでに数々の賞を受賞してきました。その実績が示す通り、耳の大きさ、頭の形、目の位置など、細部にわたって理想的なスタイルを追求しています。
見た目の美しさだけでなく、性格の良さも加納ブリーダーのチワワたちの大きな魅力です。愛情深く育てられた子たちは、人懐っこく、他のワンちゃんとも仲良く過ごせる社会性が身についています。兄弟姉妹や祖母犬との触れ合いが日常的に行われており、家庭に迎えた後も飼い主との信頼関係を築きやすい性格に育っています。
犬舎訪問の印象:清潔で温かな空間
左:スタッフ訪問時に奥様に甘える仔犬たち
右:子犬たちにミルクをあげる様子を見せてくれた母犬
加納ブリーダーの犬舎は、一般住宅の中にあります。リビングはもちろん、家の中にはいくつもの部屋がチワワたち専用のスペースになっており、一般家庭の温もりと、プロフェッショナルな飼育環境が調和していました。
部屋の床は滑りにくい素材で整えられ、ワンちゃんたちが安全に走り回れるよう工夫されています。うんちやおしっこは見つけるたびにすぐに拭き取り、毎日数回スチーム消毒を行っています。このような衛生面への徹底した配慮から、訪問時にも、においはほとんど感じられず、犬舎全体が清潔でした。
子犬たちはそれぞれの部屋で、リラックスしながら遊んでいます。ベッドの上で丸くなって休んだり、おもちゃで無邪気に遊んだりする姿が見られました。ご夫婦が笑顔で声をかけると、子犬たちは目を輝かせながら駆け寄り、尻尾を振って甘える姿に、深い信頼関係が感じられます。
さらに、加納ブリーダーの犬舎では、兄弟姉妹や祖母犬とも会うことができます。同じ母犬から生まれた子犬たちが仲良くじゃれ合い、祖母犬が優しく見守る光景は、まるで大家族のようです。引退した母犬や祖母犬を最後まで大切に育てる加納ブリーダーだからこそ、こうした家族のつながりを感じられる環境が整っています。
BreederFamiliesとの出会い:信念に共感した確かな選択
左:祖父母犬も紹介してくださる加納ブリーダー
右:おしりを丁寧に洗ってもらう産まれたばかりの子犬
加納ブリーダーは、健全なチワワの血統を後世に残し、信頼できる飼い主に譲りたいという強い想いを持っています。
そんな中、BreederFamiliesに出会い、「ここなら信頼できる」と感じ、登録を決めました。特に、「ペットショップを利用しない」「ミックス犬を扱わない」というBreederFamiliesの基準は、加納ブリーダーが大切にしている信念とぴったり一致していました。
犬舎訪問の最後、別れ際に加納ブリーダーから、「一緒にワンちゃんの世界をもっと良くしていきましょう。私たちも応援しています。」とのコメントを頂きました。
その言葉には、BreederFamiliesへの信頼と、ワンちゃんたちの未来を心から願う真摯な気持ちが込められていました。
まとめ
左:元気に遊ぶ子犬たち
右:産まれたばかりの子犬たち
加納ブリーダーの犬舎は、健全なチワワの血統を守り、ワンちゃんたちを家族のように大切に育てる場所です。過去の経験から「真のチワワ」を後世に残したいという情熱が生まれ、ペットショップではなく直接飼い主に手渡す「直販」にこだわり続けています。
健康面への徹底した配慮、栄養バランスを考えた食事、適度な運動と日光浴――すべてがワンちゃんたちの健やかな成長を支えています。しっかりとした骨格と筋肉、美しいスタンダード、そして人懐っこく甘えん坊な性格のチワワたちは、愛情あふれる環境の中で育まれています。
そんな加納ブリーダーのチワワたちは、これからも多くの家庭に、温かな笑顔と幸せを届けてくれることでしょう。
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