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ブリーダーから犬を買う時の注意点!メリット・デメリットを解説

解説

ワンちゃんを家族に迎えることは、一生に一度の大きな決断です。特にブリーダーからワンちゃんを迎える場合、信頼できるブリーダーを見極めることが非常に重要です。購入のメリットや注意点を理解し、慎重に選択することで、ワンちゃんと安心して幸せな生活を始めることができます。

本記事では、ブリーダーから犬を迎える際の注意点やメリットについて、詳細に解説します。

ブリーダーから犬を買う時に注意すること

ブリーダーからワンちゃんを迎えるには、多くのメリットがある一方で、注意すべき点もいくつかあります。ブリーダーの評判や育成環境、契約内容を十分に確認し、健全な環境でワンちゃんを迎えられるよう事前にしっかり調査しましょう。

ブリーダーの評判を確認する

口コミ

まずは、ブリーダーのSNSや公式ホームページ、インターネットの口コミや評価サイトなどを活用して情報を集めることが有効です。ただし、必ずしも信頼性が高いとは限りません。 ブリーダーのSNSや公式ホームページは、発信者が意図的に情報を制限することもあるため、外部の評判を確認することが重要です。

また、マッチングサイトなどの審査基準は最低限の法令レベルにとどまることが多いため、ワンちゃんの育成方針や環境に関する実態が十分に反映されていないことも多いです。さらに、ユーザーの口コミも、必ずしも普段の繁殖・飼育環境を把握して評価しているわけではないため、すべて信頼できるとも限りません。

 そのため、できる限り複数の情報源から信頼できる評判を収集するようにしましょう。

必ず見学に行って子犬の様子や飼育環境を確認する

見学は、ブリーダーの信頼性を確認する最も確実な方法です。見学時に確認すべき点としては、まず子犬が元気に活動しているか、毛並みや目・鼻・口周りが清潔であるか など、健康状態が重要です。また、親犬や兄弟犬にも会うことで、子犬の性格や将来の姿を推測する材料になります。

加えて、飼育環境の清潔さ、犬舎の広さ、換気や温度管理が適切に行われているかも要確認です。 清潔でない環境や、犬舎が狭くストレスがかかる状況であれば、子犬の将来的な健康や性格にも影響が出る可能性があります。また、ブリーダーがワンちゃんに愛情を注いでいるかどうかも、見学時に感じ取る重要なポイントです。

なお、日本では動物愛護管理法に基づき、ブリーダーとの対面販売が義務付けられています。 対面せずに購入することは法律違反となるため、必ず事前にブリーダーとワンちゃんに直接会うことが求められます。

子犬の健康状態を確認する

ワンちゃんの健康状態を確認することも重要なステップです。ブリーダーからは健康診断書の提示を求め、必要なワクチン接種や寄生虫駆除が実施されているかを確認しましょう。 

また、親犬の遺伝子検査の結果を確認することも重要です。 遺伝疾患は長期的な健康リスクとなるため、親犬が遺伝子検査をクリアしているかをしっかりと確認することが大切です。

契約内容を確認する

契約

契約は、ワンちゃんを迎える際に非常に重要なステップです。健康保証や血統書、返品や交換に関する規定が明確であるかどうかを確認しましょう。 トラブルが発生した場合の対応についても事前に確認が必要です。 例えば、購入後に病気が発覚した場合や、飼育に困った際のアドバイスが得られるかどうかなど、ブリーダーが提供するサポート体制を確認しましょう。

ブリーダーから犬を買うメリット

メリット

ブリーダーからワンちゃんを迎えることには、ペットショップにはない多くのメリットがあります。親犬や育成環境に関する詳細な情報を得られ、ワンちゃんの健康管理や社会化のプロセスをしっかりと把握できる点が大きな利点です。

子犬にかかるストレスや負担が少ない

ペットショップでは、子犬が狭いケージに閉じ込められて移動したり、他の犬と密集した状態で販売されることが一般的です。 このような環境では、ワンちゃんの心身に大きなストレスがかかり、感染症のリスクも高まります。

一方、ブリーダーから直接購入する場合は移動負担はなく、優良ブリーダーであれば、清潔でストレスの少ない環境で育てられるため、健全な発育が期待できます。 また、優良ブリーダーは繁殖前に親犬の健康状態や遺伝的リスクをしっかりと評価しているため、健康な子犬を迎えることができ、病気のリスクを減らすことができます。

社会性のある子犬に育ちやすい

ペットショップでは、子犬が母犬や兄弟犬から早期に引き離されるため、社会化のプロセスが不足しがちです。 人や他の犬との接触が少なくなり、将来的に問題行動を引き起こす可能性が高まります。

しかし、優良ブリーダーの元で育つワンちゃんは、母犬や兄弟犬と触れ合いながら社会化を進め、人間とも適切に接する経験を積むことができます。 これにより、ワンちゃんは人懐っこく、他の犬ともスムーズにコミュニケーションが取れる性格に育ちやすくなります。

子犬の血統・遺伝を詳しく把握できる

遺伝子

優良ブリーダーからワンちゃんを迎える最大のメリットの一つは、親犬の血統や健康状態、遺伝的リスクについて詳しく情報が得られることです。 特に、遺伝疾患を予防するために親犬がどのような遺伝子検査を受けているか、どのような健康管理が行われているかを知ることで、ワンちゃんの将来の健康リスクを事前に把握できます。

また、親犬や兄弟犬と直接会えることで、子犬の将来の性格や外見についての予測が立てやすくなります。

 ペットショップでは親犬等の情報が不明な場合が多いです。

個体の特徴や育て方を教えてもらえる

優良ブリーダーは犬種に関する専門的な知識を持っており、個体差やそのワンちゃんに合った飼育方法についてのアドバイスを得ることができます。 同じ犬種でも個体ごとの性格や成長過程に違いがあるため、そのワンちゃんの特性に合わせた育て方を教えてもらえることは非常に有益です。

特に、初めて犬を飼う場合や、特定の犬種に慣れていない場合には、ブリーダーからのアドバイスが大きな助けとなります。

育て方について相談できる

優良ブリーダーは、購入後も長期にわたって飼い主をサポートしてくれる体制を整えています。 ワンちゃんを迎えた後も、飼育やしつけに関する疑問や不安があれば、気軽に相談できる窓口があることは安心材料です。

特に、成犬になってからの健康管理や行動に関するフォローも期待できる点は、ブリーダーからワンちゃんを迎える大きなメリットです。 

ペットショップよりお得に購入できることもある

お得

ペットショップでは、中間マージンがかかるため、価格が高くなる傾向(仕入れ値の2~3倍)があります。 よって、ブリーダーから直接購入する場合は、血統や健康管理が徹底されている場合でも、そこまで高額にならず、コストパフォーマンスが良いことがあります。

ただし、価格があまりに安い場合は、その理由を慎重に確認する必要があります。 安い場合は、手に届かない頭数を飼育していたり、過剰な繁殖を行っていたり、食事の質や量を抑えている可能性があるため、注意が必要です。

信頼できる優良ブリーダーの選び方

信頼できるブリーダー

信頼できるブリーダーを見つけるためには、いくつかの重要なポイントがあります。ブリーダーの登録状況や育成方針、親犬や子犬の健康管理を徹底して行っているかどうかを確認し、ワンちゃんを安心して迎えられる準備をしましょう。

第一種動物取扱業者の登録をしているか

日本で犬の繁殖や販売を業務として行うためには、「第一種動物取扱業者」としての登録が義務付けられています。この登録が行われていないブリーダーは違法業者である可能性があり、信頼性に欠けるため、避けるべきです。

すべてのワンちゃんを家族のように大切にしているか?

優良なブリーダーは、ワンちゃんを単なる商品としてではなく、家族の一員として大切に扱います。 これは、繁殖に使う親犬や引退した犬に対する扱いにも表れます。ブリーダーが親犬に十分なケアを提供し、引退犬に対しても愛情を持って責任を持つことが大切です。

また、ペットオークションやペットショップに子犬を供給することなく、直接飼い主に引き渡すことで、ワンちゃんのストレスや健康リスクを最小限に抑えているかどうかも重要なポイントです。

さらに、ブリーダーがワンちゃんを一生大切にする姿勢を持ち、引退犬に関しても適切な管理を行っているかどうかが信頼性の判断基準になります。引退犬を最後まで自身で責任を持って飼育するか、本当に信頼できる相手にのみ譲渡するブリーダーこそ、信頼できる存在と言えます。

 扱っている犬種の専門性を持っているか?

優良なブリーダーは、扱う犬種に対して深い専門知識を持っており、通常は多くても3犬種以内に限定してブリーディングを行います。 これは、各犬種ごとの特性や健康リスクに関する理解を深め、それに基づいた適切な繁殖計画を立てるためです。犬種ごとの遺伝的リスクや性格、行動パターンを理解しているブリーダーであれば、無理な繁殖や健康リスクを最小限に抑えることが可能です。 

流行や利益を優先して無理な繁殖を行ったり、ミックス犬を扱うブリーダーは避けるべきです。ミックス犬の場合、予期せぬ健康問題や行動上の問題が生じる可能性が高いため、こうしたリスクを管理できるブリーダーを選ぶことが大切です。

 子犬はもちろん親犬の健康管理もしっかり行っているか?

健康

優良なブリーダーは、親犬と子犬の両方に対して徹底した健康管理を行っているかどうかが重要な指標です。 定期的な健康診断、ワクチン接種、寄生虫検査などを実施し、衛生環境を整え、健康であることを確認する体制が整っていることが求められます。

また、ワンちゃんの社会化や適切な運動の機会を確保しているかも重要なポイントです。 健康管理だけでなく、ワンちゃんの心身の健全な発達を支えるための取り組みを行っているブリーダーは、ワンちゃんが健やかに育つための環境を提供していると言えるでしょう。

健康管理が不十分なブリーダーは、ワンちゃんに後々健康問題を抱えさせることが多く、飼い主にとっても大きな負担となるため、この点はしっかりと確認するべきです。

適切な繁殖を行っているか?

繁殖は、ワンちゃんの健康と幸せに直結するため、適切な繁殖方針を持つブリーダーを選ぶことが非常に重要です。 遺伝子検査を実施し、親犬に遺伝的な健康問題がないことを確認した上で、計画的な繁殖を行っているかを確認する必要があります。

母犬への負担に配慮した繁殖方針を持っているかも重要です。 たくさんの出産より母犬が健康であることを重視しているブリーダーであれば、ワンちゃんの健康リスクを最小限に抑えることができます。

無理な繁殖を行うブリーダーは、ワンちゃんの健康リスクを高めるだけでなく、母犬に対しても大きな負担をかけている可能性が高いです。このようなブリーダーからの購入は避けるべきです。

ワンちゃんの特性や飼育方法を説明してくれるか?

ブリーダーがワンちゃんの特性や育て方について、適切なアドバイスをしてくれるかどうかも非常に重要です。 飼い主として、ワンちゃんをどのようにケアし、育てていけば良いかを理解することは、ワンちゃんの健やかな成長に直結します。

また、見学時に親犬や兄弟犬に会えるかどうか、飼育環境が透明であるかも大事な要素です。 情報が開示されていない場合、信頼できないブリーダーである可能性が高いため注意が必要です。

ワンちゃんを迎えた後も相談できる体制が整っているか、継続的なサポートが受けられるかどうかも確認することで、飼い主として安心してワンちゃんと生活を始めることができます。

まとめ

信頼できるブリーダーからワンちゃんを迎えることは、そのワンちゃんの健康と幸せを守るための最初のステップです。しっかりとした育成環境と健康管理、そして充実したアフターケアを提供してくれるブリーダーを選ぶことで、ワンちゃんとの生活を安心して始めることができます。

BreederFamiliesは、厳格な基準をクリアしたブリーダーのみを紹介しています。 審査通過率10%以下という高い基準を満たすブリーダーと出会うことで、ワンちゃんを安心して家族に迎え入れることが可能です。

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